仕事のことや人間関係などが上手くいかなくて、いろんなことで悩みが絶えない20代、30代のアラサー世代。
「周りは結婚してるのに自分は…」
「旦那さんも子どももいるけどこれでいいのかな…」
どんどん押し寄せてくる不安を他の人たちはどうやって乗り越えて行ったんだろう?
今ある悩みがすぐに解決するわけじゃないけど、気持ちは少し軽くなる。
今だから読んでおきたいエッセイを5冊紹介します!
ぜひ読んで欲しい本ばかりです。
面白いエッセイで気分転換してみませんか?
毎日楽しいことばかりではない。
そんなことちゃんとわかっているはずなのに…「なんで自分ばっかり」とか「なんであの人とこんなに違うんだろう」と考えてしまいますよね。
エッセイは生活や考えを覗き見れるものです。
クスッと笑えたり、一緒にイライラしたり、なるほど!と感心させられたり…。
どこかの誰かがいろんな悩みをどうやって乗り越えていったのか。はたまた乗り越えもせず全然違う解決方法もあるかもしれせん。
気持ちが少ししんどくなっている人にこそ読んでほしい優しいエッセイを5冊紹介します。
思わず考えちゃう
書籍名 | 思わず考えちゃう |
著者 | ヨシタケシンスケ |
刊行 | 2019年 |
おすすめポイント
「りんごかもしれない」や「このあとどうしちゃおう」など今までの絵本にはなかった独自の切り口で今一番注目されている絵本作家ヨシタケシンスケさんのエッセイです。
ヨシタケさんがなんか気になるなぁと思ったことをスケッチする癖があるみたいで、そのスケッチを元にあぁでもないこうでもないと屁理屈にも聞こえる文章が展開されます。
クスッと笑えることから、明日を少し楽にしてくれる優しいことまでいろんなことが書かれているこのエッセイ。たくさんのヨシタケさんのイラストもあってとても読みやすいです。
二度寝とは、遠くにありて想うもの
書籍名 | 二度寝とは、遠くにありて想うもの |
著者 | 津村記久子 |
刊行 | 2015年 |
おすすめポイント
芥川賞作家、津村記久子さんのエッセイです。
津村さんは会社員をしながら、作家さんもしていたすごい作家さんです。
日中は会社でお仕事をし、帰宅後に執筆。一度仮眠をとって夜中に起きてまた執筆。
そして朝にはまた会社に行く。
自分なんかとは全然違うすごい人なんだとエッセイを読む前までは思っていました。
でもエッセイから見て取れる津村さんは音楽がすごく好きで、めんどくさがりで劣等感があって、すごく人間っぽいという印象でした。
「働くことは自尊心と金銭を同時に得られる。」
「食べるためと生きるため、いや活きるために働いている。」
会社員をしながらも小説を書き続けられた芯の強さみたいなものも垣間見れる言葉には痺れました。
働く女性の方、全ての人に読んでほしい一冊です。
大家さんと僕
書籍名 | 大家さんと僕 |
著者 | 矢部太郎 |
刊行 | 2017年 |
おすすめポイント
芸人であるカラテカ矢部さんが書いたエッセイの漫画です。
矢部さんが住むアパートの大家さんと矢部さんの心温まるお話が描かれています。
アパートの1階に1人で住む大家さんのお婆ちゃん。そのアパートの2階で部屋を借りている矢部さん。
大家さんは矢部さんのことを俳優さんだと勘違いしていたり、好きなタイプはマッカーサーと言ったりクスッと笑える部分がたくさんありつつも寂しさや死への覚悟みたいな部分もふと見えます。
すごく年の離れた2人の不思議な関係。「友達」とも「親子」とも「祖母と孫」ともいえるような2人が寂しさや悔しさ、喜びを共有して日々を過ごしていく。
2人の優しさに触れることができるお話です。
私も人に少し優しくできるかなぁ。そんな気持ちにしてくれる一冊です。
発光地帯
書籍名 | 発光地帯 |
著者 | 川上未映子 |
刊行 | 2011年 |
おすすめポイント
芥川賞作家の川上未映子さんのエッセイです。
川上さんらしい、女性的な優しさに溢れた文体で書かれています。
川上さんの日常は丁寧な生活に溢れているんだろうなと感じさせてくれます。
毎日のことのほかに、川上さんの子供の頃のお話も書かれています。
「自分も子供の頃は異性とどう話せばいいかもわからず、やきもきしていたなぁ」なんて川上さんのお話を通して自分自身のことがふと思い出されたりして。
ぜひ頑張りすぎている女性にこそ読んで欲しい一冊です。
相談の森
書籍名 | 相談の森 |
著者 | 燃え殻 |
刊行 | 2020年 |
おすすめポイント
燃え殻さんは制作会社で働く会社員の方でありながら、仕事の都合で始めたTwitterが叙情的で注目を集めました。
そのきっかけから本を出すことになり、作家さんとして活動しながら会社員も続けていると言う変わった経歴をもった方です。
そんな燃え殻さんがいろんな悩みを抱えた方からの相談に答えて行くと言う本になります。
家族とのこと、仕事のこと、恋人、友人…。
みんな誰かとの関わり方に悩んで答えが出せずにいます。そういった悩みに対して燃え殻さんなりの言葉、考えをありのまま伝えてくれている。そんな気がしました。
優しくも厳しくもある言葉は、自分自身に落とし込んだ時に「ハッと」気づかせてくれるものがあるかも知れません。
まとめ
いつも頑張っているあなたに読んで欲しいエッセイを5冊紹介してきました。
- 思わず考えちゃう
- 二度寝とは、遠くにありて想うもの
- 大家さんと僕
- 発光地帯
- 相談の森
どのエッセイも少し心を軽くしてくれるそれぞれの優しさを持った一冊です。
お気に入りの飲み物と一緒に、ゆっくりな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?