初心者さんが読みやすい小説!おすすめ5選【1冊目にぴったり】

読書を趣味にしたいけど、何を読んだらいいかわからない。
一度読もうとしたけど、途中で挫折してしまった。

私自身もそんな1人でした。

でもすんなりと読める1冊に出会えたことで、そこから徐々に本を読むことができるようになっていきました。

この記事では、読書初心者さんの1冊目におすすめの小説を紹介していきます。
是非参考にしてみてください。

目次

本を読めるようになったきっかけ

本は学校の授業で勉強するもの。退屈でよくわからない難しいもの。そんなイメージをずっと持っていました。

たまたま人から薦められた1冊が面白く、最後まで読み切ることができました。その時の達成感がなんとも言えない快感で少しずつ本を読むようになっていきました。

そんな1冊に出会える紹介になれば嬉しいです。

読書初心者の1冊目におすすめの小説5選

これから本を読むという方が1冊最後まで読み切れるよう次の点をおさえた作品を選びました。

  • ページ数が多すぎない
  • 読みやすい文体
  • わかりやすく面白いストーリー

夏の庭 The Friends

著者湯本香樹実
刊行1992年
ページ数218
映像作品夏の庭 The Friends 1994年公開

あらすじ

おばあさんのお葬式から帰った山下が言った。
「死んだ人って、重たそうだった」すると河辺が身を乗り出した。
「オレたちも、死んだ人が見たい!」ぼくたち三人は、「もうじき死ぬんじゃないか」と噂されている、ひとり暮らしのおじいさんを見張りはじめた。

だけど、見られていることに気づいたおじいさんは、だんだん元気になっていく。

やがてお互いに不思議な交流が生まれ、その夏さまざまなことを知っていく…。
喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。

十二歳の少年たちの忘れがたい夏を描き、世界の十数カ国で話題を呼んだ作品。児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ミルドレッド・バチェルダー賞等受賞。

おすすめポイント

あらすじを読んだ時、なんかちょっと怖い話なのかなと初めは思いました。しかし大違い!最後は優しい気持ちになれるお話になっています。

小学生の子ども3人とひとり暮らしのおじいちゃん。
それぞれにそれぞれの苦しみがあって、それを助け合うように、補うようにみんなで向き合っていく様に心を奪われました。

約30年前の小説ですが、本屋さんで今でも分かりやすいところに陳列されている1度は読んでおきたい名作です!
ページ数も多くないので読みやすく、1冊目にはぴったりではないでしょうか?

天国はまだ遠く

著者瀬尾まいこ
刊行2004年
ページ数169
映像作品天国はまだ遠く 2008年公開

あらすじ

仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。

23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。
辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。

自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。
大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。
だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。

おすすめポイント

あなたの心が迷子になってしまう前に。

明日に違和感を抱いたなら、そこから離れたって構わないんだと教えてくれる一冊です。

私達は目の前の生活になんとかしがみつく日々を過ごしていたりして、自分のことは二の次三の次…。そうやって、素直な感動を忘れていくのだと思います。

飾り気のない誰かの優しい言葉、ほかほかのご飯、生きているからこそ全身で感じられる情景。

この本には人生に必要不可欠な栄養が沢山つまっているのです。

私達はもう自分自信を騙しながら生きるのを辞めなくちゃ。

慌ただい毎日の真っ只中にいるからこそ、手にとって読んでほしい小説です。

MOMENT

著者本多孝好
刊行2002年
ページ数330
映像作品今現在はありません。

あらすじ

最後に一つだけ、必ず願いごとを叶えてくれる人物がいる。
そんな不思議な噂が、患者たちの間で囁かれていた。アルバイト清掃員の学生が垣間見た、その病院の伝説とは…。

おすすめポイント

主人公は病院のアルバイト清掃員である神田。その彼がさまざまな患者さんからお願いに応えていく。
設定だけでも、すでに面白いんじゃないかとワクワクしてしまいます。

誰もが考えて怖くなったことがある「死」というテーマをとりあげたお話。
生きること・死ぬことについて考えさせられる場面もありつつミステリーのような1面もあるこの小説は、ひきこまれること間違いなしです。

ページ数は多く感じますが、ひとつひとつの話が完結する短編集になっているので、読みやすいのではないでしょうか?

容疑者Xの献身

著者東野圭吾
刊行2005年
ページ数352
映像作品容疑者Xの献身 2008年公開

あらすじ

これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。

おすすめポイント

誰もがよく知るドラマ「ガリレオ」の原作小説の1つです。

よく小説や漫画が映像化された時に、この俳優さんはなんか違うなーなんて意見をよく聞きますが、これほど主人公の湯川学がぴったりな俳優さんはいないと思います。

福山雅治さんが演じるガリレオのイメージで、この本を読んでも全く違和感はありません。

本を読む上でなかなか難しいのが文章を頭の中でイメージ化することだと思うのですが、映画を見た方でも楽しめる作品なのですんなり読めると思います。

みんなのうた

著者重松 清
刊行2013年
ページ数320
映像作品今現在はありません。

あらすじ

世代を超えた心の交流を描く、家族とふるさとの物語。

夢やぶれて実家に戻ったレイコさんを待っていたのは、いつの間にかカラオケボックスの店長になっていた弟のタカツグで……。家族やふるさとの心の絆に、しぼんだ心が息を吹き返していく様子を描く感動長編!

おすすめポイント

東大を目指して上京し、三浪の末に諦めて田舎に帰ってくるレイコさんが主人公です。

「嫌いな田舎から出るぞ!」とキラキラした夢を持って行った東京は、ずっと冷たいもんなのかもしれません。
弟はすでに働きだしていて、同級生の友達には子どもがいます。

自分はずっと取り残されたままな気がして不安になります。
上京してきて、1人で仕事や学校を頑張ってる人に特に刺さるお話ではないでしょうか?

読み終わった後には、「なんかもうちょっとだけやってみようかな。」と思わせてくれる重松清さんのお話は少し心が疲れている人に読んでほしいです。

まとめ

読書をこれから始めたいと思っている方におすすめの小説を紹介してきました。

今まで1冊を最後まで読むことができなかった方が、読めるような小説ばかりです。

自分が面白い!と思える小説に出会えて、初心者さんの1冊目に選んでいただけたらすごく嬉しく思います。

マイペースに楽しめるのが読書の良いところだと思うので、是非無理のない読書ライフを楽しんでください。

Cocchiの管理人
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