ふと考えだすと、怖くなります。
考えすぎて寝るのが怖くなったり…。
大人も子どもも「死」は怖い。誰もわからないから怖いというのが本音です。
そんな「死・命」について、優しく寄り添って一緒に考えてくれる絵本があります。
この記事ではおすすめ絵本3冊を紹介します。
是非参考にしてみてください。
絵本選びの基準は?

怖い絵本・お化けが出て来る絵本というものではなく、命について考えさせられるような絵本を選びました。
大人が読んでも、子どもが読んでも面白いと思える3冊です。
死神さんとアヒルさん
著者 | ヴォルフ・エァルブルッフ |
訳 | 三浦美紀子 |
出版社 | 株式会社 草土文化 |
出版年月日 | 2008年2月20日 |
あらすじ
アヒルさんの前に突如現れた「死神さん」。
最初は怖かったアヒルさんですが
だんだん死神さんと仲良くなっていきます。
そして、死神さんとアヒルさんの奇妙な生活が始まるのです。
引用:https://tsukuru-3.work/blog/%E6%AD%BB%E7%A5%9E%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%92%E3%83%AB%E3%81%95%E3%82%93/
おすすめポイント
アヒルさんの前に突如現れる死神さんとの日々を描いたお話です。
2人はいろんな話をします。
「死んだらどうなるの?」
「天国はあるの?」
「やっぱりひとりぼっちは怖い」
優しく死と向き合う機会を与えてくれる1冊です。
小さな死神くん
著者 | キティ・クローザー |
訳 | ときありえ |
出版社 | 株式会社 講談社 |
出版年月日 | 2011年4月25日 |
あらすじ
死神くんは、感じのいい男の子ですが、誰もそのことを知りません……。
人はみな、死神くんを見ると、こわがり、体がひえて、口がきけなくなります。でも、エルスウィーズだけは違っていました。「死」を子どもの目線でとらえた絵本。
引用:https://www.ehonnavi.net/ehon/70458/%E3%81%A1%E3%81%84%E3%81%95%E3%81%AA%E6%AD%BB%E7%A5%9E%E3%81%8F%E3%82%93/
おすすめポイント
「死神くんは感じのいい小さい男の子ですが、誰もそのことを知りません。」
という書き出しから始まるこの絵本は、死を連れてくる死神を人間らしく描いています。
病気で痛くて苦しんでいる女の子の元へ現れる死神くんは、優しくて可愛いんです。
最後にはふと笑わせてくれるお話になっています。
このあとどうしちゃおう
著者 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | ブロンズ新社 |
出版年月日 | 2016年4月22日 |
あらすじ
しんだおじいちゃんがかいた「このあと どうしちゃおう」ノートがでてきた。
引用:https://www.ehonnavi.net/ehon/111742/%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%8A%E3%81%86/
「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が、かいてある。
「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」……
なんだかおじいちゃん、たのしそう。
でも、もしかしたらぎゃくだったのかもしれない。ぼくだったら、どうしちゃおうかな。
いま、いきているあいだに、かんがえてみよう!
おすすめポイント
亡くなったおじいちゃんのノートには、死んだらやりたいことが面白おかしく書かれている。
そして男の子は、気付きます。
「本当は怖かったのかも。だからたくさん楽しいことを考えたんじゃないのかな。」
おじいちゃんが残したノートを通して、男の子とおじいちゃんが心のやりとりをするお話は、大人もかなり考えさせられます。
死を何かの終わりではなく、きちんと考え直すきっかけをくれる1冊です。
まとめ
「死」は絵本という優しいジャンルの中では、扱いが難しいテーマのひとつだと思います。
今回紹介したどの絵本も考えるきっかけをくれる1冊であることに間違いありません。
大人、子ども、また親子でも読むことができる絵本をゆっくり読んでみる。
そして、分からないことを分からないなりに考えてみる。
もしかしたらそんな時間も必要なのかもしれません。
是非1度今回紹介した絵本を読んでみてください!