部屋や事務所や店舗など、雰囲気を大きく変えてくれるのは床の印象だと思います。
丈夫なフロアタイルを設置しようと思っても、もともとの床が畳だったり、タイルカーペットだったりするとフロアタイルは使えません。という注意書きが…。
この記事ではタイルカーペットの上にフロアタイルを設置した方法をご紹介します!
ぜひ参考にしてみてください。
フロアタイル置くだけがおすすめな理由
多くの床材の中からなぜフロアタイルの置くだけタイプにしたのか順を追って説明します!
フロアタイルとフロアマットどっちがいい?
床に敷くアイテムとして調べていくと大きくこの2種類に分かれると思います。
- フロアタイル
- フロアマット
それぞれの違いは以下の通りです。
フロアタイル | フロアマット | |
---|---|---|
価格 | 少し高い | 安い |
設置の簡単さ | 大変 | 簡単 |
防水性 | あり | あり |
丈夫さ | 重さもあり土足も可 | 丈夫 |
デザイン | 自由にできる | 一枚ごとに設置するためフェイク感はなく自然 |
購入する | 購入する |
フロアマットはカーペットのようにくるくると丸まった状態届くことが多いです。
それを床に敷いていくだけで設置でき、余分なところはハサミでカットするだけ。
フロアタイルと比べると価格はお安めです。
しかしカーペットのように敷いているだけなので、フロアタイルに比べるとずれやすかったり強度の点では劣ります。
またお店や事務所の床として使いたい人には強度・見栄えの点でイマイチ…。
その点フロアタイルは一枚ずつ設置していかないといけないため時間と労力はかなりかかりますが、その分デザインは自由にいろんな敷き方ができます。
また一枚がしっかりと重さがあるので、敷き詰めていくことで強度もばっちりです。
お店の床として土足でも問題なく使用できます。
今回私は土足で入る部分の床を設置したかったので、フロアタイルを選んだのです。
フロアタイルのシール式・置くだけのどっちがいい?
さらにフロアタイルを調べていくと、この2種類に行きつきます。
結論から言うと、賃貸の人は「置くだけ」の方が断然おすすめ。
シール式の方が安くなっている商品が多いですが、既存の床に貼り付けて固定するタイプなので賃貸には適しません。
もし賃貸でシール式を使いたい場合は既存の床の上に別の床材を敷いた上で、その床材にフロアタイルを貼ってという形になってしまいます。
そうなると結局それなりの金額に…。
置くだけなら引越しのときにも簡単に持っていくことができ、引越し先でも使えます。
目先の安さに飛びつきそうになりますが、置くだけの方にしましょう!
フロアタイル置くだけは畳、カーペットの上には設置できない?
使える床 | 使えない床 |
---|---|
フローリング 塩ビタイル、シート クッションフロア セラミック 大理石タイル | モルタル コンクリート 畳 カーペット |
フロアタイルを設置したい床が平らでツルツルだと、そのままフロアタイル置くだけが使えます。
しかしモルタルやコンクリート、畳やカーペットタイルなどの場合置くだけのフロアタイルは使えないのです。
今回私がフロアタイルを設置したい床がタイルカーペット…。
ここからフロアタイルをタイルカーペットの上にどうやって設置するか考えることになりました。
タイルカーペットの上にフロアタイルを設置した記録
どのようにしてタイルカーペットの上にフロアタイルの置くだけ設置したかを順を追って説明します。
カーペットタイルの上に下地材を敷く
タイルカーペットに直接フロアタイルは敷けない。
かといってタイルカーペットを全部はがして、また退去時には戻すといってもタイルカーペットは100枚以上あって置いておくところもない。
どうしようかと考えて、調べ回るとひとつの商品がヒットしました。
「床デコシート」という防音・断熱の効果がある下地材です。
硬めの質感で軽くて、ハサミで簡単にカットできます。これをタイルカーペットの上に敷いて凸凹をなかったことにします!
実際に購入したものはこちらになります。横1m×縦〇mで販売されているので、設置したい平米数に合わせて購入しましょう!
床デコシートは布テープでとめていきました
床に敷き詰めていった下地材どうしをテープで固定しました。
写真では部分部分を止めていますが、しっかりめにテープで固定した方があとあとの作業が楽になります。
場所が決まったらテープをケチらずしっかり固定しましょう!
フロアタイルはこれがオススメ!
実際に購入したのは↑の商品になります。
いろんなところから同じような商品が販売されていますが、この商品がコスパがよくて買って正解でした。
他の柄も同じショップから販売されているので、ぜひ参考にしてみてください!
乱貼りで順番にタイルを設置していきました。
タイルカーペットの上に敷き詰めた下地材の上に、タイルを敷いていきました。
18枚入って1箱になって届くのですが、1枚1枚が重いので1箱はめちゃくちゃ重いです。
想像以上の重さなので、移動させるときは本当に注意しましょう。
ヘリンボーン・レンガ・乱貼りなど敷き方もいろいろな方法がありますが一番簡単で材料が無駄にならない「乱貼り」にしました。
特に敷き方にこだわりがないのであれば「乱貼り」がおすすめです。
壁にぴったりとくっつけたらダメ
商品の説明文にも記載があるのですが、床材が温度によって若干伸び縮みします。
暑いところだと伸びて、写真のように浮いてしまうことがあります。
壁にぴったりくっつけてしまうと、遊びがなくて床が全部浮いてしまうことに…。
隙間を空けて設置していくようにしましょう!
2日間かけて完成!
時間はかかりますが、2人で2日間休み休みで作業し、完成しました。
プロの方に頼むと工賃がけっこうかかってしまうところがDIYなのでタダ。
もちろん素人の粗さはありますが、特に大きな問題はなく自分的には及第点です。
畳の上はどうしたらいいの?
畳の上にフロアタイルを置く場合は、この下地材は向かないと思います。
多くの方は畳の上にベニヤ板を敷き詰めて、その上からフロアタイルを敷いている人が多いようです。
ホームセンターに行けばベニヤ板は安く手に入りますし、軽トラを貸し出してくれるところも多いので車がなくても家まで運べます。
まとめ:タイルカーペットの上にもフロアタイルは敷ける!
実際に自分で設置した記録を順を追って説明してきました。
- 下地材「床デコシート」をタイルカーペットの上に敷く
- 置くだけのフロアタイルを乱貼りで敷いていく
- フロアタイルは若干隙間を空ける(温度で伸び縮みするため)
最初は調べてもなかなか出てこないので、諦めてプロに頼もうかと思いました。
でも値段を調べると…完全に予算オーバー。
同じことで悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
大変ですが、きちんとできるのでぜひ頑張ってみてください!